Skip to main content

リサーチ・クラウド各社の公式ドキュメント

カナダ・日本国内で使えるLLMは?データ所在地トラッカー

2026年10月14日時点で、最新のClaude・GPT・Geminiをカナダ国内で推論処理できる方法は、主要クラウドにも各社の直接APIにもドキュメント上ありません。Amazon Bedrockのカナダのリージョンでは米国ジオ経由になり、Azureの国内処理はGPT-5.2まで(予約容量のみ)、Googleのモントリオールのエンドポイントで使えるのはGemini 3.5 Flashまでです。日本は選択肢が多く、Amazon Bedrockの東京・大阪(JP)プロファイルを使えばClaude Opus 5.5とHaiku 5.5を国内で処理できます。OpenAIのカナダ・日本リージョンは保存データを国内に置きますが、推論は国内処理の対象外です。

提供状況の確認日
更新頻度
毎月、各社のドキュメントと照合(提供状況は頻繁に変わります)
初回公開
データ
AWS・Microsoft・Google・OpenAI・Anthropicの公式ドキュメント
作成
Innovation Trigger Lab

各社の表は頻繁に更新されます。このページの内容はすべて2026年10月14日に確認したドキュメントに基づきます。構成を決める前に、リンク先の最新ページを確認してください。

要点

  • 0

    カナダか日本で推論処理できる各社の直接API(OpenAI・Anthropic・Google Gemini)の数

    OpenAIは両国で保存データの国内保管に対応

  • US

    Bedrockのca-central-1・ca-west-1から使える唯一の地理的プロファイル

    送信先はカナダの送信元リージョンと米国3リージョン

  • Tokyo + Osaka

    BedrockのJPプロファイルでClaude Opus 5.5・Haiku 5.5を国内処理

    Claude Opus 4.8/4.7・Haiku 4.5は東京のIn-Regionにも対応

  • GPT-5.2 / 5.4

    Azure OpenAIでカナダ/日本の国内処理に対応する最新モデル

    Regional Provisioned(PTU予約)のみ

国内で推論処理できるか:提供元別のカナダ・日本

国内で推論処理するための、ドキュメント上で最も良い選択肢をまとめました。詳細・脚注・原文の引用は、下のクラウド別の表にあります。

提供元別の国内推論処理の可否(カナダ・日本)、2026年10月14日時点
提供元カナダ日本
AWS Bedrock国外を含む圏内現行のClaude・GPT・Novaは国内処理なし。USジオ(カナダ+米国)経由。In-Regionは旧世代のオープンモデル(Llama 3、Mistral Large、Mixtral)のみ。国内で処理あり:Claude Opus 5.5・Haiku 5.5・Sonnet 4.6はJPジオ(東京・大阪)、Claude Opus 4.8/4.7・Haiku 4.5は東京のIn-Region、オープンウェイトも東京のIn-Region。
Azure OpenAI / Foundry国内で処理限定的:カナダ東部でGPT-4.1 mini・GPT-4oを従量課金で、GPT-5.2まではRegional Provisioned(PTU)で利用可。GPT-5.4以降はグローバルのみ。カナダを含むData Zoneはなし。国内で処理限定的:東日本でGPT-4.1 mini・GPT-4oを従量課金で、GPT-5.4まではRegional Provisioned(PTU)で利用可。GPT-5.6 Sol・GPT-6.1 SolはAPACのData Zoneまで、その他の新しいモデルはグローバルのみ。
Google Cloud(Gemini Enterprise Agent Platform / Vertex AI)国内で処理モントリオールでGemini 3.5 Flash・2.5 Pro・2.5 Flashが国内処理。Gemini 4 Argon、Gemini 3.6〜3.8 Flash、Claudeはグローバルか米国・EUのみ。国内で処理東京でGemini 2.5 Flash。Gemini 3.5 Flash・2.5 Proは一方のページで日本に印があるものの、東京のエンドポイント一覧にはなし。Claudeは日本で提供なし。
OpenAI API(直接契約)保存のみ国内カナダ国内に保存(ca.api.openai.com)。推論は国内処理の対象外。保存のみ国内日本国内に保存(jp.api.openai.com)。推論は国内処理の対象外。
Anthropic Claude API(直接契約)提供なし推論は米国かグローバルのみ。提供なし推論は米国かグローバルのみ。
Google Gemini API(直接)提供なし所在地の指定方法の記載なし。提供なし所在地の指定方法の記載なし。

小さい画面では表を横にスクロールできます。

表の見方

国内で処理
推論処理が国内(1つのリージョン、または国内の複数リージョン)にとどまるとドキュメントに明記されている。
国外を含む圏内
処理は決められた圏内にとどまるが、その圏に他国も含まれる(例:BedrockのUSジオ、AzureのAPACデータゾーン)。
グローバルのみ
そのリージョンから使えるが、どこで処理されるか限定されないグローバルルーティングのみ。
保存のみ国内
保存データは国内に置かれるが、推論は国外で行われる場合がある。
資料間で不一致
同じ提供元の2つのページで記載が食い違っている。脚注に両方を記載。
提供なし
そのリージョン・国では記載なし。

Amazon Bedrock

Bedrockはモデルごとに、In-Region(単一リージョン)、地理的クロスリージョン推論(USやJPなどの地域)、グローバルの3つのルーティングを提供しています。カナダ限定のジオはないため、カナダのリージョンから現行モデルを呼ぶとUSプロファイルかグローバルのどちらかになります。

Amazon Bedrock:モデル・リージョン別の処理場所(2026年10月14日時点)
モデルca-central-1(カナダ中部)ca-west-1(カルガリー)ap-northeast-1(東京)ap-northeast-3(大阪)
Claude Opus 5.5、Claude Haiku 5.5 [A2, A3]国外を含む圏内USジオ(ca-central-1と米国3リージョン)またはグローバル国外を含む圏内USジオ(ca-west-1と米国3リージョン)またはグローバル国内で処理JPジオ(東京・大阪)またはグローバル国内で処理JPジオ(東京・大阪)またはグローバル
Claude Sonnet 5.5、Opus 5、Sonnet 5、Fable 5、Fable 5.1 [A2, A4]国外を含む圏内USジオ(ca-central-1と米国3リージョン)またはグローバル国外を含む圏内USジオ(ca-west-1と米国3リージョン)またはグローバルグローバルのみグローバル推論のみグローバルのみグローバル推論のみ
Claude Opus 4.8、Claude Opus 4.7 [A1, A3]国外を含む圏内USジオ(ca-central-1と米国3リージョン)またはグローバル国外を含む圏内USジオ(ca-west-1と米国3リージョン)またはグローバル国内で処理In-Region(bedrock-mantle)またはJPジオ国内で処理JPジオ(東京・大阪)またはグローバル
Claude Haiku 4.5 [A1]国外を含む圏内USジオ(ca-central-1と米国3リージョン)またはグローバルグローバルのみグローバル推論のみ国内で処理In-Region(bedrock-mantle)またはJPジオ国内で処理JPジオ(東京・大阪)またはグローバル
Claude Sonnet 4.6国外を含む圏内USジオ(ca-central-1と米国3リージョン)またはグローバル国外を含む圏内USジオ(ca-west-1と米国3リージョン)またはグローバル国内で処理JPジオ(東京・大阪)またはグローバル国内で処理JPジオ(東京・大阪)またはグローバル
OpenAI GPT-6.1 Sol、GPT-6 Sol / Astra / Luna(Bedrock経由)国外を含む圏内USジオ(ca-central-1と米国3リージョン)またはグローバル国外を含む圏内USジオ(ca-west-1と米国3リージョン)またはグローバルグローバルのみグローバル推論のみグローバルのみグローバル推論のみ
Amazon Nova 2 Lite国外を含む圏内USジオ(ca-central-1と米国3リージョン)またはグローバル国外を含む圏内USジオ(ca-west-1と米国3リージョン)またはグローバル国内で処理JPジオ(東京・大阪)提供なし記載なし
オープンウェイト:gpt-oss-120b/20b、DeepSeek V3.2、Qwen3 235B、Mistral Large 3、Kimi K2.5、GLM 5提供なし記載なし提供なし記載なし国内で処理In-Region(単一リージョン)提供なし記載なし
旧世代のオープンモデル:Llama 3 8B/70B Instruct、Mistral Large、Mixtral 8x7B、Mistral 7B国内で処理In-Region(単一リージョン)提供なし記載なし提供なし記載なし提供なし記載なし

小さい画面では表を横にスクロールできます。

注記と原文

  1. A1

    処理を1つのリージョンに固定できるのはIn-Regionだけです。東京のClaudeでは、In-Regionはbedrock-mantleエンドポイント(Bedrock上のAnthropic Messages API)にのみ記載され、bedrock-runtimeにはありません。AnthropicのBedrockページでは、リージョナルエンドポイントはグローバルより10%高いとされています。

    原文: Your requests never leave the AWS Region you specify. — Regional availability by models (Amazon Bedrock User Guide)

  2. A2

    カナダの2リージョンから使える地理的プロファイルはUSのみで、送信先に米国の3リージョンが含まれます。AnthropicのBedrockリージョン表でもca-central-1は「Global, US」、ca-west-1は「Global」です。カナダ国内に限定するプロファイルは記載されていません。

    原文: ca-central-1 (Canada) | ca-central-1 (Canada), us-east-1 (N. Virginia), us-east-2 (Ohio), us-west-2 (Oregon) — Amazon Bedrock model cards: Claude Opus 5.5, Opus 4.8, Opus 4.7, Haiku 4.5 (Geo inference details)

  3. A3

    JPジオプロファイル(モデルIDの先頭がjp.)は東京と大阪の間だけでルーティングされるため、処理は日本国内にとどまります。AWSは、不正利用検知のためにプロンプトと出力が送信先リージョンに保存される場合があるとも記載しています。

    原文: ap-northeast-1 (Tokyo) | ap-northeast-1 (Tokyo), ap-northeast-3 (Osaka) — Amazon Bedrock model cards: Claude Opus 5.5, Opus 4.8, Opus 4.7, Haiku 4.5 (Geo inference details)

  4. A4

    グローバル推論は、対応するすべての商用リージョンにリクエストを送る可能性があります。AWSはデータ所在地の要件がある場合、地理的(Geographic)プロファイルを推奨しています。

    原文: Routed worldwide — Route model inference requests across AWS Regions with cross-Region inference

Azure OpenAI・Microsoft Foundry

Azureでは、保存場所(常にリソースのジオグラフィ)と処理場所(デプロイ方式で決まる)が別です。カナダや日本のジオグラフィ内で処理されるのはStandardとRegional Provisionedのみです。Microsoftは、新モデルではジオグラフィ単位の方式が最後に提供され、提供日の保証はないとしています。

Azure OpenAI(Foundry Models):モデル・リージョン別のデプロイ方式(2026年10月14日時点)
モデルカナダ東部カナダ中部東日本西日本
GPT-6.1 Sol [B2]グローバルのみGlobal Standard / Global ProvisionedのみグローバルのみGlobal Standard / Global Provisionedのみ国外を含む圏内Data Zone Standard(APAC)またはグローバル提供なしAzure OpenAIの記載なし
GPT-6 Sol、GPT-6 Astra、GPT-6 LunaグローバルのみGlobal Standard / Global ProvisionedのみグローバルのみGlobal Standard / Global ProvisionedのみグローバルのみGlobal Standard / Global Provisionedのみ提供なしAzure OpenAIの記載なし
GPT-5.6 Sol [B2]グローバルのみGlobal Standard / Global ProvisionedのみグローバルのみGlobal Standard / Global Provisionedのみ国外を含む圏内Data Zone Standard(APAC)またはグローバル提供なしAzure OpenAIの記載なし
GPT-5.5グローバルのみGlobal Standard / Global ProvisionedのみグローバルのみGlobal Standard / Global ProvisionedのみグローバルのみGlobal Standard / Global Provisionedのみ提供なしAzure OpenAIの記載なし
GPT-5.4、GPT-5.4 mini [B1]グローバルのみGlobal Standard / Global ProvisionedのみグローバルのみGlobal Standard / Global Provisionedのみ国内で処理Regional Provisioned(PTU)のみ。ほかにData Zone(APAC)、グローバル提供なしAzure OpenAIの記載なし
GPT-5.2 [B1]国内で処理Regional Provisioned(PTU)のみ国内で処理Regional Provisioned(PTU)のみ国内で処理Regional Provisioned(PTU)のみ提供なしAzure OpenAIの記載なし
GPT-5.1 [B1]国内で処理Regional Provisioned(PTU)のみグローバルのみGlobal Standard / Global Provisionedのみ国内で処理Regional Provisioned(PTU)のみ提供なしAzure OpenAIの記載なし
GPT-4.1 mini [B1]国内で処理Standard(従量課金)グローバルのみGlobal Provisionedのみ国内で処理Standard(従量課金)、Regional Provisioned提供なしAzure OpenAIの記載なし
GPT-4o(2024-11-20) [B1]国内で処理Standard(従量課金)、Regional Provisioned国内で処理Regional Provisionedで旧版2024-05-13のみ国内で処理Standard(従量課金)、Regional Provisioned提供なしAzure OpenAIの記載なし
Azure直販のその他のFoundryモデル:DeepSeek V3.2/V4、Llama 3.3 70B、Mistral Large 3、Grok 4.7、Kimi K2.6、Cohere Command A、MAI-Thinking-1 [B3]グローバルのみGlobal StandardのみグローバルのみGlobal StandardのみグローバルのみGlobal StandardのみグローバルのみGlobal Standardのみ

小さい画面では表を横にスクロールできます。

注記と原文

  1. B1

    StandardとRegional Provisionedのデプロイにのみ当てはまります。運用上の理由で同じジオグラフィ内のリージョン間で処理される場合がある、とも書かれています。Regional Provisionedは予約スループット(PTU)の購入で、従量課金ではありません。

    原文: Prompts and responses are processed within the customer-specified Azure geography — Deployment types for Microsoft Foundry Models

  2. B2

    東日本から使うData Zoneは日本限定ではなく、アジア太平洋(APAC)ゾーンです。MicrosoftのData Zoneは米国・EU・APACの3つだけで、カナダはどれにも含まれていません。

    原文: data processed within any Asia Pacific nation — Region availability for Foundry Models sold by Azure

  3. B3

    保存データはどのデプロイ方式でもリソースのジオグラフィに残りますが、Global方式の推論は任意のAzureリージョンで処理される可能性があります。Standard/Regionalの表には、Azure OpenAI以外のFoundryモデルはどのリージョンにも記載されていません。

    原文: Data stored at rest remains in the designated Azure geography. — Deployment types for Microsoft Foundry Models

Google Cloud(Gemini Enterprise Agent Platform、旧Vertex AI)

Googleはモデルごとに機械学習処理の場所を表で公開しています。生成AIのエンドポイントは、カナダはモントリオール、日本は東京の1か所ずつです。Claudeと最新のGeminiは、グローバルエンドポイントと米国・EUのマルチリージョンでのみ提供されています。

Google Cloud:モデル別の機械学習処理の場所(カナダ・日本、2026年10月14日時点)
モデルモントリオール(northamerica-northeast1)東京(asia-northeast1)
Gemini 4 Argon、Gemini 3.8 / 3.7 / 3.6 Flash、Gemini 3.5 Flash-Lite [C1]グローバルのみグローバルまたは米国・EUマルチリージョングローバルのみグローバルまたは米国・EUマルチリージョン
Gemini 3.5 Flash [C2, C3]国内で処理モントリオールのエンドポイント資料間で不一致所在地表には日本あり、東京のエンドポイント一覧にはなし
Gemini 2.5 Pro [C2, C3]国内で処理モントリオール(64k・1Mコンテキスト)資料間で不一致所在地表では64kのみ日本あり、東京のエンドポイント一覧にはなし
Gemini 2.5 Flash [C2]国内で処理モントリオール(128k・1Mコンテキスト)国内で処理東京(128kのみ。1Mは記載なし)
Google Cloud上のClaude(Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5ほか) [C1]グローバルのみグローバルまたは米国・EUマルチリージョングローバルのみグローバルまたは米国・EUマルチリージョン
オープンモデル(gpt-oss、DeepSeek、Qwen3、Llama、GLM、Kimi)提供なしモントリオールの記載なし提供なし東京の記載なし

小さい画面では表を横にスクロールできます。

注記と原文

  1. C1

    グローバルエンドポイント(aiplatform.googleapis.com)についての記述です。米国・EUのマルチリージョンはそれぞれの域内で処理しますが、カナダ国内・日本国内の要件には当てはまりません。

    原文: don't provide any data residency guarantees — Data residency (Gemini Enterprise Agent Platform, formerly Vertex AI)

  2. C2

    northamerica-northeast1のようなロケーションエンドポイントについての記述です。保存データはエンドポイントに関係なく選んだロケーションに残ります。トロント(northamerica-northeast2)と大阪(asia-northeast2)は生成AIのエンドポイントとして記載されていません。asia-northeast3はソウルで、日本ではありません。

    原文: ML processing remains entirely within the broader multi-regional or country jurisdiction — Data residency (Gemini Enterprise Agent Platform, formerly Vertex AI)

  3. C3

    Googleのエンドポイント一覧では、東京で使えるのはGemini 2.5 Flash(ほかに埋め込みモデル)だけですが、データ所在地のページではGemini 3.5 FlashとGemini 2.5 Pro(64k)にも日本の印があります。両方を掲載し、ページ間の記載が一致するまで日本の欄は未確定として扱います。

    原文: Tokyo (asia-northeast1) — Deployments and endpoints (Gemini Enterprise Agent Platform, formerly Vertex AI)

各社の直接API(OpenAI・Anthropic・Google)

モデル提供元のAPIを直接使うのが最も手軽ですが、3社ともカナダ・日本での国内推論はドキュメントにありません。カナダと日本の保存リージョンがあるのはOpenAIだけです。

各社の直接API:カナダ・日本のデータ所在地の選択肢(2026年10月14日時点)
モデルカナダ日本
OpenAI API [D1]保存のみ国内ca.api.openai.com:国内保存あり、国内処理なし保存のみ国内jp.api.openai.com:国内保存あり、国内処理なし
Anthropic Claude API [D2]提供なしinference_geoは米国かグローバルのみ提供なしinference_geoは米国かグローバルのみ
Google Gemini API(AI Studio) [D3]提供なし所在地の指定方法の記載なし提供なし所在地の指定方法の記載なし

小さい画面では表を横にスクロールできます。

注記と原文

  1. D1

    国内処理に対応していないリージョンについての記述で、カナダと日本が該当します(国内処理ありは米国・欧州・UAEのみ)。米国以外のリージョンは不正利用監視の制御の承認とModified Retention契約が必要で、2026年3月5日以降に公開された対象モデルは10%の追加料金がかかります。

    原文: OpenAI may also process and temporarily store Customer Content outside of the Region — Data controls in the OpenAI platform: Data residency controls

  2. D2

    保存先を決めるワークスペースジオも現在は米国のみです。Claude 4.6以降で米国限定の推論を選ぶと料金は1.1倍です。

    原文: Only "us" and "global" are available. — Data residency (Claude API)

  3. D3

    Gemini APIのページは利用できる国(カナダ・日本を含む)を示していますが、処理場所を指定する方法は書かれていません。法人向けにはGoogle Cloudのプラットフォームを案内しており、こちらはGoogle Cloudの表で扱っています。

    原文: try the Gemini API in Gemini Enterprise Agent Platform — Available regions for Google AI Studio and Gemini API

調査方法と定義

処理場所と保存場所
このトラッカーは、ファイル・ログ・ファインチューニング済みの重みの保存場所ではなく、推論(プロンプトと応答の処理)がどこで行われるかで分類しています。保存は指定した場所で行い、処理は別の場所で行う提供元が複数あります。また、不正利用監視のためにプロンプトを処理先のリージョンに保存する場合もあります。
「国内」の判定
「国内で処理」は、提供元のドキュメントが単一のリージョン、またはすべて国内にある複数リージョン(例:東京と大阪の間だけで処理するBedrockのJPプロファイル)を明示している場合に限ります。他国にルーティングされる可能性があるものは、リクエストの送信元がカナダや日本でも「国外を含む圏内」か「グローバルのみ」としています。
対象範囲
提供元が自らホストするテキスト・マルチモーダルのLLM(従量課金または予約容量)が対象です。オープンウェイトのモデルを自社のカナダ・日本のインスタンスでセルフホストする方法は常に可能なため、ここでは扱いません。埋め込み・音声・画像モデルは、リージョンの対応状況の説明に必要な場合のみ触れています。Microsoft Foundry上のClaude、ソブリンクラウド・政府向けクラウドは対象外です。
表の読み取り方
表のすべてのセルは、出典一覧の提供元ページを記載の日付に確認して作成しました。Bedrockのカナダ・日本のジオプロファイルの送信先は、各モデルのモデルカードから取りました。同じ提供元の2つのページで記載が異なる場合は両方を示しています。モデルはファミリー単位でまとめており、まとめた行は記載したモデルにのみ当てはまります。
法的助言ではありません
このページは、処理場所について提供元がドキュメントに書いている内容を整理したものです。どの選択肢がPIPEDA、州法、日本の個人情報保護法(APPI)、契約上の要件を満たすかは判断していません。プライバシー・法務の専門家に確認し、下記の規制当局のガイダンスもご参照ください。

規制の参考情報

カナダの連邦民間部門プライバシー法(PIPEDA)と日本の個人情報保護法(APPI)は、いずれも個人情報の国外移転について定めています。業界規制、州法、顧客との契約で国内処理を求められる組織も多くあります。規制当局の公式ページ:

出典

一次資料(公式ドキュメント)のみを使っています。資料名は公表時の英語表記のままです。最終更新日を表示していないページは、確認した日付を記載しています。

  1. Regional availability by models (Amazon Bedrock User Guide)

    Amazon Web Services · ページに更新日の表示なし。確認日

  2. Amazon Bedrock model cards: Claude Opus 5.5, Opus 4.8, Opus 4.7, Haiku 4.5 (Geo inference details)

    Amazon Web Services · ページに更新日の表示なし。確認日

  3. Route model inference requests across AWS Regions with cross-Region inference

    Amazon Web Services · ページに更新日の表示なし。確認日

  4. Geographic cross-Region inference

    Amazon Web Services · ページに更新日の表示なし。確認日

  5. Supported Regions and models for inference profiles

    Amazon Web Services · ページに更新日の表示なし。確認日

  6. Claude in Amazon Bedrock (Opus 4.7 and later): Regions

    Anthropic · ページに更新日の表示なし。確認日

  7. Region availability for Foundry Models sold by Azure

    Microsoft · ページ最終更新

  8. Deployment types for Microsoft Foundry Models

    Microsoft · ページ最終更新

  9. Data residency (Gemini Enterprise Agent Platform, formerly Vertex AI)

    Google Cloud · ページ最終更新

  10. Deployments and endpoints (Gemini Enterprise Agent Platform, formerly Vertex AI)

    Google Cloud · ページ最終更新

  11. Data controls in the OpenAI platform: Data residency controls

    OpenAI · ページに更新日の表示なし。確認日

  12. Data residency (Claude API)

    Anthropic · ページに更新日の表示なし。確認日

  13. Available regions for Google AI Studio and Gemini API

    Google · ページ最終更新

よくある質問

Amazon BedrockのClaudeをカナダ国内のデータ処理で使えますか?

2026年10月14日時点では、現行モデルはできません。ca-central-1とca-west-1からは、Claude Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5、Opus 4.8などの現行版はUSジオプロファイル(カナダの送信元リージョンに加えus-east-1・us-east-2・us-west-2にルーティング)かグローバルでの提供です。カナダ限定のプロファイルやカナダでのIn-Regionは、AWSのドキュメントにありません。

Bedrockの東京リージョンでClaudeを国内完結で使えますか?

一部のバージョンは可能です。Claude Opus 5.5、Haiku 5.5、Sonnet 4.6は、東京(ap-northeast-1)と大阪(ap-northeast-3)の間だけでルーティングするJPジオプロファイル(モデルIDがjp.で始まるもの)を使えます。Claude Opus 4.8、Opus 4.7、Haiku 4.5は、bedrock-mantleエンドポイントで東京のIn-Regionにも対応しています。Claude Sonnet 5.5、Opus 5、Sonnet 5、Fable 5/5.1は、日本からはグローバルのみです。

Azure OpenAIの東日本・カナダ東部で国内処理できるモデルは?

従量課金のStandardでは、カナダ東部・東日本ともにGPT-4.1 miniとGPT-4o(2024-11-20)が記載されています。Regional Provisioned(PTU予約)なら、カナダ東部はGPT-5.2まで、東日本はGPT-5.4まで使えます。GPT-5.5、GPT-5.6、GPT-6系はカナダではGlobalのみです。東日本ではGPT-5.6 SolとGPT-6.1 SolにData Zoneもありますが、処理はアジア太平洋のどこかで行われます。

OpenAIのカナダ・日本のデータレジデンシーで、処理も国内になりますか?

いいえ。OpenAIの表では、カナダ(ca.api.openai.com)と日本(jp.api.openai.com)は国内保存ありで国内処理なしとされ、こうしたリージョンでは顧客データをリージョン外で処理・一時保存する場合があると書かれています。国内処理ありとされているのは米国・欧州・UAEのみです。

Google CloudのGeminiをカナダ・日本国内の処理で使えますか?

カナダでは、モントリオール(northamerica-northeast1)のエンドポイントでGemini 3.5 Flash、Gemini 2.5 Pro、Gemini 2.5 Flashがカナダ国内処理として記載されています。日本では東京(asia-northeast1)でGemini 2.5 Flashが使えます。データ所在地のページはGemini 3.5 FlashとGemini 2.5 Proにも日本の印を付けていますが、エンドポイント一覧にはないため、利用前に確認してください。新しいGeminiとGoogle Cloud上のClaudeは、グローバルか米国・EUのみです。

国内処理にすると料金は上がりますか?

多くの場合は上がります。AnthropicのBedrockページでは、リージョナルエンドポイントはグローバルより10%高いとされ、AWSはモデルによってグローバル推論が地理的推論より約10%安いとしています。OpenAIは、2026年3月5日以降に公開された対象モデルのデータレジデンシー用エンドポイントに10%の追加料金を設定しています。Azureでは、新しいモデルの国内処理は従量課金ではなくPTUの予約容量のみです。

更新頻度と、内容の再利用について教えてください。

毎月と、提供元が新しいリージョンでの提供を発表したときに、すべての出典を確認し直しています(最終確認:2026年10月14日)。このページへのリンクを添えていただければ、自由に引用いただけます。提供元のドキュメントはその後変わっている可能性があるため、必ず最新版も確認してください。

このページを引用する

カナダや日本のAIデータ所在地について書く際は、下記の引用文またはリンクをご利用ください。提供状況は頻繁に変わるため、確認日も併記してください。

引用文

Innovation Trigger Lab(2026年10月14日確認)「カナダ・日本国内で使えるLLMは?データ所在地トラッカー」。AWS・Microsoft・Google・OpenAI・Anthropicの公式ドキュメントに基づく。https://www.itl-inc.ca/ja/research/llm-data-residency-canada-japan

HTMLリンク

<a href="https://www.itl-inc.ca/ja/research/llm-data-residency-canada-japan">カナダ・日本のLLMデータ所在地トラッカー(Innovation Trigger Lab)</a>

データを国内に置いたままAIを使いたい方へ

Innovation Trigger Labは、データ所在地の制約を前提にAIシステムを設計・開発しています。業務ごとのクラウド・リージョン・ルーティングの選定、自社文書を使うRAG、マネージドの選択肢がない場合のオープンウェイトモデルのセルフホストまで対応します。